【神戸市】「マリンピア神戸 さかなの学校」に食と学びをテーマに釣りが楽しめる体験型教育施設「KAIKENの釣り堀」が2022年9月にオープンします。
垂水区の「マリンピア神戸 さかなの学校」に、海洋・水産の持続可能な未来について“考えたくなる”施設として、食と学びをテーマにした、釣りが楽しめる体験型教育施設「KAIKENの釣り堀」がオープンするようです。
背景
2006年に科学誌『サイエンス』から「2048年、海から魚がいなくなる」という論文が発表されました。理由は様々ですが、このままでは残り30年もしないうちに、食卓に並ぶ魚介類のほとんどが絶滅してしまうのでは?といった内容です。わたしたちが大好きな海がなにやら大変なことに、、、
そこで、海洋水産技術研究所(KAIKEN)は、海に関心を持つ人を増やしたい、海をもっと身近に感じてほしい、という想いから、まずは「釣り」に着目しました。そう、釣りを通じて学べることは多いはず、と。
とはいえ、いきなり海や川に釣りにいこう!というのは少しハードルがありますので、KAIKENは、多くの方に手軽に・気楽に・手ぶらで訪れていただけるような釣り堀を考えました。
KAIKENの釣り堀を通じて「観察する」「知る」「獲る」「調理する」「食べる」ことを学び、森・里・川・海が生み出す生態系の循環を意識しながら、自然と共生する大切さをこどもから大人まで楽しく遊びながら学びましょう。
ちいさな行動と選択が豊かな海を守ることにつながるはずです。
「KAIKENの釣り堀」とは
海が好き!魚が大好き!釣りをやりたい!魚料理にチャレンジしたい!そんな方にオススメの体験型教育施設です。ルールやマナーを守り、コミュニケーションを取りながら、「知る」「釣る」「調理する」「食べる」を楽しめます。
釣り堀の流れ
(1) 釣る
「アジ・サバ」水槽、もしくは「未利用魚・低利用魚(※注1)」水槽のどちらかを選びます(実はこの水槽から配管、濾過設備まで全て自社製作!!)。仕掛けがセットされた本格的な釣り竿と、エサ・バケツをスタッフがお渡ししますので、さぁ、Go Fishing。慣れない方は、モニター(水槽Live)を見ながらタイミングを合わせて釣り上げましょう。
(2) 調理する
釣った魚をバケツに入れて生きたまま泳がせます。スタッフが活け締めの後、ウロコと内臓を取りますので、SABAいちゃいましょう。
(3) 食べる
スタッフが魚をソテーしますので、美味しく「いただきます」しましょう。
※注1 “もったいない魚”「未利用魚」と「低利用魚」とは
大きさが不揃い、漁獲量が安定しない、調理に手間がかかるなどの理由で市場に出回らない魚を「未利用魚」や「低利用魚」といいます。KAIKENの釣り堀では、「未利用魚」や「低利用魚」を提携している漁協さんや漁師さんから仕入れています。ぜひ、「食べる」ことを通じて、日本の豊かな魚食文化について、新たな魅力を発見してください。
その他のアクティビティ
■水中ドローン体験
持続可能な水産業に向けて、魚種把握や資源管理システム構築のニーズが期待される水中ドローン。KAIKENの釣り堀では、水中ドローンを操作し、斃死(へいし)した魚の回収や水槽のお掃除、素敵なグッズ獲得などにチャレンジしてください。
■ライブ映像モニタリングシステム
水中にカメラを配置し、釣り場にあるモニター(1台/組)にて水槽の中の様子をリアルタイムで見ることができます。魚がエサをパクっと食べるタイミングをお見逃しなく!
「KAIKENの釣り堀」のオープンは、2022年9月10日(土)です。
楽しそうでオシャレな施設がオープンしますね。子どもも大人も楽しめそう!楽しみです!
マリンピア神戸 さかなの学校の場所はこちら↓